2009年06月05日

コンサート・ご感想A

前田憲男さんの演奏会、やっぱり生音は良いです。PA通しちゃうと、この『空間で混ざり合う響き』っていうのは望めない。PAスピーカーなんていう巨大なコーン紙から出る音と楽器そのものの音は別物だと思います。スポンサーとの関係もあり毎回『時』というものに関わる選曲なのでありました。
素晴らしかったのはピアノの倍音を上手く活かした奏法。あるインターバルで並行で弾くと(どんなインターバルかは秘密。各自研究されたし)、弾いてない音が倍音で立ち上がってきて、ピアノなのにオルガンライクなサウンドが生まれるんです。そのサウンドが素晴らしいコントラストになります。こういうサウンドは他では聴いた事がなかったし、数曲でこのワザを繰り出していらっしゃったので、ある意味『前田スペシャル』と表現して良いのでは、と思います。ラヴェルのボレロでホルンとピッコロとチェレスタで面白い効果がでるセクションがありますが、あれに近い感覚を持ちました。ウチの電子ピアノでは多分再現できないので、生ピアノ弾ける時に確認してみたいと思います。そういえば、ウチのオクテットの譜面でもギターとラッパのユニゾンだとギターの倍音が立ち上がって聴こえるわけだし、そういう効果って研究すると色々出てきて面白いかもしれないなぁ。
posted by 池田和一郎 at 20:07| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

第4回Grand Seiko presents前田憲男コンサートvol.4ご感想@

今回は、いつものようにゲストピアニストを入れず、前田憲男が自らピアノを弾いて、弾いて、弾きまくる、と、前田先生の冒頭のあいさつ通り、まさしく弾きまくった。 「♪ロミオ&ジュリエット」に始まり〜♪ラランララララン・・・・というお馴染みの、昔の白黒映画「カサブランカから♪ as time goes by」〜「マイフェアレディーから♪時間通りに教会へ」〜jazzのスタンダードナンバー「♪ 酒とバラの日々」〜「♪ the shadow of your smile」に至るまで、途中15分の休憩を入れて「時間time」に関係がある曲を全部で約20曲。そして、大きな拍手によって迎えられたアンコール曲はbud powellの「♪ クレオパトラの夢」。共演陣も、いつもの猪俣 猛、荒川康夫ではなく、今回は若手playerをdramsとbaseに入れたが、勢いの余り、スティックを飛ばすほどの熱演であった。(飛んできたスティックはナイスキャッチでつかんだ最前列のお客さんへのプレゼントになった。) 前田先生が講座を持ってらっしゃる大阪芸大でも、(新型インフルで)今週いっぱいの休校が決まった。先生はこの件にもふれ、最後に一言、「皆さん、外に出ないように」と。
posted by 池田和一郎 at 19:59| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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