2009年06月05日

コンサート・ご感想A

前田憲男さんの演奏会、やっぱり生音は良いです。PA通しちゃうと、この『空間で混ざり合う響き』っていうのは望めない。PAスピーカーなんていう巨大なコーン紙から出る音と楽器そのものの音は別物だと思います。スポンサーとの関係もあり毎回『時』というものに関わる選曲なのでありました。
素晴らしかったのはピアノの倍音を上手く活かした奏法。あるインターバルで並行で弾くと(どんなインターバルかは秘密。各自研究されたし)、弾いてない音が倍音で立ち上がってきて、ピアノなのにオルガンライクなサウンドが生まれるんです。そのサウンドが素晴らしいコントラストになります。こういうサウンドは他では聴いた事がなかったし、数曲でこのワザを繰り出していらっしゃったので、ある意味『前田スペシャル』と表現して良いのでは、と思います。ラヴェルのボレロでホルンとピッコロとチェレスタで面白い効果がでるセクションがありますが、あれに近い感覚を持ちました。ウチの電子ピアノでは多分再現できないので、生ピアノ弾ける時に確認してみたいと思います。そういえば、ウチのオクテットの譜面でもギターとラッパのユニゾンだとギターの倍音が立ち上がって聴こえるわけだし、そういう効果って研究すると色々出てきて面白いかもしれないなぁ。
posted by 池田和一郎 at 20:07| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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